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2013上半期初見ベスト20

2013年1月6日から6月13日までに見た(初見のみ)187作品からのベスト20です。
英語表記は日本盤ありません。

ジャンゴ ・アンチェインド
1 ジャンゴ・アンチェインド
(クエンティン・タランティーノ2012)


関東無宿
2 関東無宿
(鈴木清順1963)


フランケンフッカー
3 フランケンフッカー
(フランク・ヘネンロッター1990)


blood freak
4 blood freak
(スティーブ・ホークス1972)


墮靡泥の星 美少女狩り
5 墮靡泥の星 美少女狩り
(鈴木則文1979)


if you meet SARTANA pray for your death
6 if you meet SARTANA pray for your death
(フランク・クレイマー1968)


mardi gras massacre
7 mardi gras massacre
(ジャック・ワイス1978)


月曜日のユカ
8 月曜日のユカ
(中平康1964)


fugitive girls
9 fugitive girls
(A・Cスティーブン1974)

ブラッド・ピーセス/悪魔のチェーンソー
10 ブラッド・ピーセス/悪魔のチェーンソー
(J・Pサイモン1983)


恐怖の火あぶり
11 恐怖の火あぶり
(ジョセフ・エリソン1979:VHSのみ)


破戒
12 破戒
(チェン・チャンホー1977)


absurd
13 absurd
(ジョー・ダマト1981)


nurse sherri
14 nurse sherri
(アル・アダムソン1978)


mansion of the doomed
15 mansion of the doomed
(マイケル・パタキ1976)


ナイトメア
16 ナイトメア
(ロマノ・スカヴォリーニ1981:VHSのみ)


インビクタス/負けざる者たち
17 インビクタス/負けざる者たち
(クリント・イーストウッド2009)


華麗なる対決
18 華麗なる対決
(クリスチャン・ジャック1971)


dont go near the park
19 don't go near the park
(ローレンス・D・フォルデス1981)


コックファイター
20 コックファイター
(モンテ・ヘルマン1974)
  • 2013.06.15(Sat)
  • ラウの好きな映画

映画愛映画の最高峰! イングロリアス・バスターズ

完全ネタバレです!
タラちゃん史上最高に映画愛に満ち溢れた、映画愛映画の最高峰!
イングロリアス・バスターズ!

基本ネタは、エルンスト・ルビッチ監督のスクリューボール・コメディ
『生きるべきか死ぬべきか』
生きるべきか死ぬべきか
ルビッチはユダヤ人であるがゆえに、ナチの迫害から逃れアメリカに亡命し、ハリウッドでコメディのプロトタイプを作り、ビリーワイルダーの師匠でもあります(ワイルダーもハリウッドへ亡命)。
この『生きるべきか死ぬべきか』とは、主演のキャロル・ロンバードとジャック・ベニー夫妻のトゥール一座は『ハムレット』の舞台をしていました。
しかしナチのポーランド侵攻の時代にスパイ狩りの対策として、一座全員がナチになりすまし一件落着。
と思いきや、ヒトラーがトゥール一座の舞台を見に来るとの情報が入り、このすきを狙って一座全員ポーランドから脱出する計画を立てる…

といった、スクリューボール・コメディでコメディタッチたっぷりの『イングロリアス・バスターズ』の軽快で絶妙なテンポやマシンガントーク、プレミア大作戦の元ネタにもなった映画であります。
タラちゃんは一番参考にしたのは、ルビッチのこの作品だと語っております。

エンツォ・G・カステラッリ監督のグラインドハウス:マカロニ・コンバット『地獄のバスターズ』
地獄のバスターズ

イタリアン・エクスプロイテーション監督によるロバート・アルドリッチの『特攻大作戦』フォロワー。
スローモーションの多用から、イタリアのペキンパーとも呼ばれたカステラッリ
「亜流とバカにされる私同様エクスプロイテーション監督たちの低予算映画が外貨を稼ぎ、チネチッタでフェリーニやベルトリッチが作る芸術作品へと還元されていた事実を忘れないで欲しい」
V2ロケットを破壊する為に、連合軍の特殊部隊がフランスに送られたはいいけど、アメリカのならず物囚人兵たちが間違って特殊部隊を敵だと思い殺してしまい、特殊部隊の作戦の代わりをするというお話。

当初タラちゃんは、この作品のリメイクをすると公言していたのですが、10年暖めた脚本はいつの間にかリメイクではなく、タイトルのスペルを1文字増やして完全オリジナルとしてタラちゃん監督脚本、タラちゃん史上かつてないレベルの映画愛映画『イングロリアス・バスターズ』として脱稿しました。





イングロリアス・バスターズ
(クエンティン・タランティーノ2009)



≪オープニング≫

何故かヌーヴェルバーグの匂いを感じさせる、タラちゃん直筆のタイトルバック。
かかるのはエンニオ・モリコーネにも影響を与えた、ディミトリー・ティオムキン作曲の『遥かなるアラモ』のテーマです。
これはジョン・ウェインの初監督作品『アラモ』に使われたスコアであります。
アラモ


≪第1章≫
ONCE UPON A TIME IN NAZI OCCUPID FRANCE
  ~その昔、ナチ占領下のフランスで~



このONCE UPON A TIME IN はタラちゃんの一番尊敬するセルジオ・レオーネ監督のワンス・アポン・ア・タイム三部作に対するオマージュです。

農夫が薪を割り顔を洗うシーンは、モンテ・ヘルマン監督のニュー・シネマ・ウェスタン『旋風の中に馬を進めろ』のオマージュと同時に、丘陵ある草原の一本道をナチがやって来ますが、これは『大脱走』
大脱走

かかる音楽は、セルジオ・ソリーマ監督のマカロニウェスタン『復讐のガンマン』から「エリーゼのために」に哀愁あるアルペジオ・ギターを絡めたモリコーネのスコア。
復讐のガンマン

クリストフ・ヴァルツ演じるハンス・ランダ大佐の役名、はフランク・クレイマー監督のグラインドハウス:マカロニ・コンバット『戦場のガンマン』でクラウス・キンスキーが演じた同役名からのオマージュであります。
戦場のガンマン

農夫がメラニー・ロラン演じるショシャナの家族をかくまっているのをランダが見抜いたシーンでは、レオーネのマカロニ・ウェスタン『ウエスタン』のゆっくりと二人の顔が超ズームアップになるカメラワークのオマージュ。
そして、ショシャナが必死で逃げるシーンでは、ドゥチッオ・テッサリ監督のマカロニ・ウェスタン『続・荒野の1ドル銀貨』からモリコーネの嵐のようなスコアが使われています。
続・荒野の1ドル銀貨


≪第2章≫
INGLOURIOUS BUSTERDS
  ~名誉なき野郎ども~



ブラピ扮するアルド・レインの役名は、アメリカのエクスプロイテーション役者アルド・レイから。
秘密部隊を前に演説しているシーンは『特攻大作戦』からで、軍服やカメラワークもまんま『特攻大作戦』(『特攻大作戦』はマカロニ・コンバットの嚆矢的作品でもあります)。
特攻大作戦

バスターズの存在をヒトラーが聞くシーンで、ヒトラーの肖像画を描いてるのはチャップリンの『独裁者』からのオマージュ。
バックではバート・レイノルズの『白熱』のテーマ、作曲はチャールズ・バーンスタインであります。
白熱

バスターズがジュリオ・クェスティ監督のマカロニ・ウェスタン『情け無用のジャンゴ』からのオマージュで、ナチ兵の頭皮剥がしをしているシーンのバックにかかるのは、セルジオ・コルブッチ監督のマカロニ・ウェスタン『豹/ジャガー』から。
勿論モリコーネでアルペジオ全開哀愁泣きメロスコアであります。
豹/ジャガー

サミュエル・L・ジャクソンのナレーションで紹介されるのが、バスターズに寝返ったヒューゴ・スティグリッツ。
この役名は、銃を持って走るゾンビで有名な、ウンベルト・レンツィ監督のグラインドハウス:ホラー『ナイトメア・シティ』に主演しているイタリアン・エクスプロイテーション役者ヒューゴ・スティグリッツからのオマージュ。
ナイトメア・シティ

登場ロゴは、クリスティーナ・リンドバーグ主演のグラインドハウス:ショックスプロイテーション『血まみれの天使』から。
血まみれの天使

その紹介音楽が、ディストーション・ギター全開のグラインドハウス:ブラックスプロイテーション、ジム・ブラウン主演の『シンジケート・キラー』のテーマ。
シンジケート・キラー

牢屋に囚われているヒューゴ。
ナチ看守兵が読んでいるシュテュルマー紙は、ユダヤ人排斥を扇状的に書いた当時のドイツで多く読まれた低俗な現代のスポーツ紙みたいなものであります。
ヒトラーは好きだったけど、幹部連中はあまりの低俗さに嫌っていたとか。

牢屋からバスターズがヒューゴを救出するシーンでは、モリコーネの『アルジェの戦い』からのスコア。

バットでナチを殴り殺すイーライ・ロス演じる「ユダヤの熊」登場シーンでは、再度『復讐のガンマン』からモリコーネのスコアが流れ、ナチ兵の額にハーケンクロイツを刻む時、覗きこむようなカメラアングルは、ウェス・クレイヴン監督のデビュー作にして、グラインドハウス:ショックスプロイテーションの最高傑作『鮮血の美学』からであります。
鮮血の美学


≪第3章 ≫
GERMAN NIGHT IN PARIS
  ~パリにおけるドイツの宵~



あれから三年後。
映画館主になったショシャナがG・W・パブスト、アーノルト・ファンク共同監督、レニ・リーフェンシュター主演の山岳映画『死の銀嶺』のタイトルを外しております。
死の銀嶺

ショシャナの身分書のエマニュエル・ミミューは、ジャック・カーディフ監督『戦争プロフェッショナル』の主演女優イヴェット・ミミューからのオマージュ。
戦争プロフェッショナル

G・W・パブスト監督は、ドイツ表現主義後の新即物主義を代表する監督です。
アメリカ人女優ルイーズ・ブルックス主演の『パンドラの箱』が世界的に評価され(タラちゃんのオールタイムベスト100にも入っております)ましたが、ナチを嫌ってハリウッドに亡命し、戦後ヒトラー暗殺未遂事件をテーマにした『7月20日の事件』を監督しております。
山岳映画は、1910年代にアーノルト・ファンク監督が発案したドイツ固有映画で、ウーファのレニ・リーフェンシュタールが主に山岳映画のスター役者でありました。
その後監督になり、ナチのプロパガンダ映画として、一番有名な『意志の勝利』を監督しその名を不動のものにしました。
しかし、敗戦後はナチに協力した事で非難をうけました。
『意志の勝利』のモンタージュ手法と線対照的で圧倒的な画面構図は大変素晴らしく、才能ある監督には間違いなかったと思います。
生まれた時代が悪かったんですね。

ショシャナの映画館で『死の銀嶺』に続いて上映作として宣伝されたのは、アンリ=ジョルジュ・クルーゾの『密告者』で場内にポスターが貼ってあります。
密告者

偶然出会った映画好きのナチ士官ダニエル・ブリュール演じるフレデリック・ツォラーと、チャップリンの『キッド』やマックス・ランデールについて会話するシーン。
マックス・ランデールとは、 1910年代にフレンチコメディを発案した監督兼役者兼製作者であります。
ある意味、時代的にも国籍的にもジョルジュ・メリエスの後継者的映画人と言ってもいいと思いますが、ランデールにはメリエスほど見世物的な胡散臭さは無く、どちらかというとチャップリンに近い芸術性&人間性であります。
このシーンではフランス人であるショシャナが、フランス人監督マックス・ランデールを賛美し、フレデリックが前述したドイツ人監督やリーフェンシュタールを賛美し、映画を通して支配する者とされる者の心理描写を巧みに描いた見事なシーンだと思います。

フレデリックはショシャナに一目惚れしたんですが、ショシャナには家族を皆殺しにされた支配者のナチとしか映らないわけで、ほんと上手い脚本であります。
タラちゃんは何故舞台を、他のナチの占領地であるポーランドなどでなく、フランスを選んだのか?との問いに対して「フランスは映画発祥の地だから」と答えています。

ジュリアーノ・ジェンマ主演のマカロニ・ウェスタン『荒野の1ドル銀貨』のジャンニ・フェリオ作曲の、意図的なフルオケカバーが流れるカフェで、ショシャナが読んでいる本はレスリー・チャータレス作『聖者ニューヨークに現る』であります。
「聖者セイントは義賊で、依頼された復讐をする為にニューヨークに現れた…」
如何にもショシャナが好みそうな内容であります。
荒野の1ドル銀貨

このカフェで、フレデリックと再会するシーンでは、ハワード・ホークス監督の『ヨーク軍曹』が会話に出ます。
ダイアン・クルーガー演じる英国スパイであり、ウーファ女優のブリジット・フォン・ハマーシュマルクが主演しているフェイク映画ポスターがカフェの窓から見えます。
ハマーシュマルク

ショシャナがゲッベルスと食事をするシーンでは、リー・ヴァン・クリーフ主演のマカロニ・ウェスタン『風の無法者』からリズ・オルトラーニのアコギ中心の哀愁スコアが流れます。

ランダが突如として現るシーンでは、ショシャナの心臓の鼓動を象徴するかのようなオカルトホラーの名作『エンティティー/霊体』からまたまたチャールズ・バーンスタイン作曲のハンマー・ビートスコアが流れます。

ゲッベルスがリリアン・ハーヴェイと聞いて怒るシーン。
リリアン・ハーヴェイはドイツ人の父とイギリス人の母のもとにイギリスに生まれ、 ウーファにもトーキーの時代が到来して『会議は踊る』で、ハーヴェイは世界的に注目されます。
が、ユダヤ人の友達が多かったので、ゲシュタポの監視下に置かれそれを嫌がってハリウッドに亡命しますが(1917年ワイマール共和国時代、映画史的に初めての映画産業を確立したドイツのウーファ:UFA、ナチ政権下のユダヤ政策により有能な映画人がどんどんハリウッドに亡命し、皮肉な結果としてハリウッドが世界最大の映画産業になるのです)、ゲッベルスを怒らせたのは亡命前にハーヴェイが、フランス軍に慰問活動をしていた為であります(マレーネ・ディートリッヒもナチ嫌いでハリウッドへ亡命し、アメリカ軍慰問活動をしていた事で有名です)。

リリアンハーヴェイ

ショシャナと恋人マルセルが話す、35ミリ映画フィルムは自然発火する!シーンでは、またまたサミュエル・L・ジャクソンのナレーションで、まんまヒッチコックの『サボタージュ』の映像が分割画面で出ます。


≪第4章≫
OPERATIPN KINO
  ~プレミア大作戦~



冒頭からこの映画の真髄に触れる大切なシーンであります。

ミヒャエル・ファスベンダー演じるヒコックス中尉と、ロッド・テイラー演じるウィンストン・チャーチルの会話。
ヒコックス:
  「ゲッベルスは20年代の知的なユダヤ系ドイツ映画を払拭し、ハリウッド神話を崩す」
チャーチル:
  「奴はユダヤ人の得意分野を奪う気なのだろ?、例えばMGMのメイヤーと比べて」
これに対しヒコックス:
  「ゲッベルスの敵はメイヤーではなくデヴィッド・O・セルズニックだと思っています。」
セルズニックは元々メトロ・ゴールドウィン・メイヤーにいましたが、意見が合わず独立しインディペンデント・プロデューサーとして活躍しました。
裏の映画製作の天才として現代も語り継がれている偉大な映画人でありますが、あまりにも芸術性を追求するが故に、脚本や監督の演出に口出しは当たり前、役者の演技や整形などを強制するあまり(私の一番好きな女優イングリッド・バーグマンは整形を断固として拒否し、眉毛すら抜かなかったそうです)、嫌われて誰も相手をしなくなるのです。
ヒッチコックは『レベッカ』のオスカーは、セルズニックの功績だと述べていますし、『白い恐怖』や『汚名』、『風と共に去りぬ』など、 単なる娯楽映画には終わらない美しいセルズニック美学があるのです。

レベッカ
汚名

ゲッベルスも娯楽性より芸術性を重んじた映画人だった(驚くのはゲッベルス掌握時代のウーファでは、芸術映画が7割作られ残りの3割がナチ・プロパガンダ映画だった事であります)ので、金儲け主義のメイヤーは眼中に無く、同じ芸術的センスを感じていたセルズニックに対し、敵視&ライバル意識もしくは嫉妬していたのではないかと思われます。

居酒屋ルイジアナで興じられてるカードゲーム、これはルイ王朝のフランス貴族の間で流行ったゲームであり、ソフィア・コッポラ監督も『マリー・アントワネット』でオマージュしております。

ゲッベルス掌握下のウーファで最高のヒットを記録した、『大いなる愛』で主演のツァラー・レアンダーが唄った「ダフォン・ゲーテ・ディ・ヴェルト・ニヒト・ウンター」が流れ(この曲は観客全員が画面と一緒になって合唱したほど人気がありました。ある意味『ロッキー・ホラー・ショー』のルーツ?)
大いなる愛

アウグスト・ディール演じるゲシュタポのヘルストロームが加わった席でのカード人物は、
 G・W・パブスト
 ブリギッテ・ヘルム
 キングコング
 ブリギッテ・ホルナイ
ブリギッテ・ヘルムは、フリッツ・ラング監督(彼もユダヤ人の為ハリウッドへ亡命)の『メトロポリス』で有名な女優、ヘルムはウーファと10年契約を結び、1935年結婚後安全なスイスへ移住して映画界から完全に引退しました。

メトロポリス

この『キングコング』は1933年RKO配給版で制作総指揮がセルズニック。
主演女優フェイ・レイが映画史的に初めてスクリーム・クイーンと呼ばれた映画としても語り草で、ヒトラーの大好きな映画だった事でも有名であります。

キングコング

ブリギッテ・ホルナイは、ナチ時代に表向きはゲッベルス掌握下のウーファで一番活躍した女優です。
実は多数のユダヤ人を亡命させ、反ナチ的な活動でゲシュタポに追われていたエーリケ・ケストナーを自らの屋敷に住ませ、偽名で映画脚本を書けるようにしていた反ナチ派レジスタンス的女優であり、後年トリュフォーがこのエピソードからインスパイアされ名作『終電車』を作ったのであります。

ブリギッテホルナイ

ヒコックス、ヘルストローム、ヒューゴのメキシカン・スタンドオフは、レオーネのマカロニ・ウェスタン『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』からの再オマージュですが、新時代を感じさせるメキシカン・スタンドオフで『レザボア・ドッグス』でオマージュした時よりも更に高次元のレベルに達しております。

ブリジットがバスターズに拷問されるシーン、アルドがブリジットの脚の銃痕に指を入れるのは、またまた『情け無用のジャンゴ』からのオマージュ。
この撮影日に脚フェチで有名なタラちゃんに、
ダイアンが「クエンティン!今日は興奮してるでしょ? あなたの大好きな脚の撮影日よ」
タラちゃんは怪訝そうな表情で否定したんですけど、実際本番が始まるとダイアンの脚ばかり撮って、顔は全く写してくれなかったみたいであります!
ダイアン曰く「噂は本当だったわけ!」


≪第5章≫
REVENGE OF THE GIANT FACE
  ~巨大な顔の復讐~



1942年の同名リメイク作、『キャット・ピープル』からデビッド・ボウイの唄うテーマ曲から始まる、最終章にふさわしいタラちゃんの選曲センスにはほんと脱帽!
これ劇場で聴いた瞬間鳥肌立ちました(タラちゃんにとって映画製作での一番の楽しみは、お気に入りの曲を選曲していく段階と語っております)。
キャットピープル

クラウス・キンスキーの娘ナータシャ・キンスキー主演で悲恋スリラーのリメイクがオリジナルに勝った名作で、ジョルジオ・モロダー編曲であります。
復讐の決意を固めるショシャナ、 円形窓から見えるのはブリジットの2枚目のフェイク映画ポスターであります。


劇場内ではゲッベルスがウーファ役者エミール・ヤニングスを褒めています。
ルビッチやムルナウらの監督作で世界的に評価を受けたヤニングスは、ハリウッドに進出して『肉体の道』で第1回アカデミー主演男優賞に輝きました。 その後ドイツに戻り、ナチに急接近しゲッベルス掌握下のウーファで数多くの映画に主演して、ゲッベルスから国家俳優の称号を与えられます。

ランダがブリジットらバスターズを見つけて、ブリジットのギプス脚に触れるシーンは、『ウエスタン』のヘンリー・フォンダとチャールズ・ブロンソンの決闘シーンのカメラワークからのオマージュ。

ランダがバスターズに1人ずつイタリア名を聞いていくシーンで、イーライ・ロスのアントニオ・マルゲリーティ、イタリアン・エクスプロイテーション監督で代表作はグラインドハウス:ホラーの『地獄の謝肉祭』、『幽霊屋敷の蛇淫』などで、アメリカ偽名はアンソニー・M・ドーソン(イタリアン・エクスプロイテーション監督&役者はグラインドハウス向けに、大抵アメリカ偽名を持っていました)。


このプレミアで上映される『国家の誇り』はイーライ・ロス監督の劇中劇で、セルゲイ・エイゼンシュテイン監督の歴史的名作『戦艦ポチョムキン』で階段から乳母車が落ちる伝説的なシーンのオマージュもしております。
国家の誇り

イーライ・ロスらが座席につくシーンでは、B級映画の帝王ロジャー・コーマンのグラインドハウス:バイカースプロイテーション『デビルズ・エンジェル』からファズ・ギターが唸るテーマが流れ、マルセルがスクリーンの裏へ回るシーンでは、エルマー・バーンスタインの『ズールー戦争』のテーマが流れます。
デビルズエンジェル

ランダがアルドとユティヴィッチを拉致して、米軍高官と電話で話す声の主は、ハーヴェイ・カイテルです。

続いて、ショシャナのいる映写室(映画好きにはたまらない聖域であります)へ、フレデリックが入るまでのシーンでは、戦争コメディの名作『戦略大作戦』からのテーマ「タイガー・タンク」が流れます。
戦略大作戦

私が本作で何度見ても泣けるショシャナが撃たれるシーンでは、セルジオ・ソリーマ監督の傑作、オリバー・リード&ファビオ・テスティ主演のグラインドハウス:イタリアン・クライム『非情の標的』から美しく感動的なモリコーネの「ウン・アミーコ(我が友)」が流れます。
このスコアは私のモリコーネベスト5に入ります。
非情の標的



このシーンは今までタラちゃんが敢えて外してきたストレートな演出の名シーンであります(ついに伝家の宝刀を抜きましたね)。
マルセルがタバコに火を付けてフィルムを焼くシーンでは、『戦争プロフェッショナル』からのメインテーマが流れます。

劇場内が混乱に陥り、ナチ高官が閉じ込められ、火に包まれ撃ち殺される壮絶なクライマックスシーンは、
『暁の七人』
『ザ・ボス/暗黒街の標的』
『戦争プロフェッショナル』

のオマージュが重複してオリジナルに昇華されています。
暁の七人
ザ・ボス/暗黒街の標的
戦争プロフェッショナル
ランダとアルドらが小雨降る森で話すシーンは、コーエン兄弟の『ミラーズ・クロッシング』での処刑の森からのオマージュ。

アルドが視点を合わせずナチ兵士を撃ち殺すのは、コルブッチ監督のマカロニ・ウェスタン『ガンマン大連合』からのオマージュ。
ガンマン大連合

ラストのカメラアングルはまたまた『鮮血の美学』
「こいつは俺の最高傑作だぜ」
『イングロリアス・バスターズ』は私にとってタラちゃん史上の最高傑作であり、私のオールタイムベスト10に入る、オープニングからエンドロールまで、何から何まで全てが大好きな映画であります。


≪エンドロール≫

本作のテーマ曲にもなっているこの曲は、マルチェロ・マストロヤンニ 主演、パアロ&ヴィットリオ・タヴィアーニ兄弟監督による革命歴史劇『アロンサンファン』から「ラッビア・エ・タランテッラ(恐水病と舞踏病)」、勿論エンニオ・モリコーネ!
アロンサンファン

本作はタラちゃん作品で最もモリコーネを使った映画でもあります。
まだまだ終わりではありません、ここが一番大事なクレジットと言っても過言ではないと思います。
今回のSPECIAL THANKS TOはマニア泣かせでたまりません。
一時停止でこの感動を堪能したいと思います。

エンツォ・G・カステラッリ
マギー・チャン
モンテ・ヘルマン
サミュエル・L・ジャクソン
スティーブ・ジョイナー
ハーヴェイ・カイテル
クロリス・リーチマン
ジョン・ミリアス
バリー・プライマス
イーライ・ロス
マイク・シンプソン
セルジオ・ソリーマ
ボー・スヴェンソン
トム・ティクワー

(順番通り映画人のみチョイスしました)

『イングロリアス・バスターズ』が完全オリジナルになった理由の1つとして、
「ナチが映画をプロパガンダとして利用したから、映画でナチに復讐したんだ」
とタラちゃんは語っています。
NAZI NIGNT

最後に『レザボア・ドッグス』から『イングロリアス・バスターズ』まで、全てのタラちゃん作品の編集を手がけてこられたサリー・メンケさんのご冥福を心からお祈りします。


  • 2012.07.07(Sat)
  • ラウの好きな映画

ホーボー・ウィズ・ショットガン

ホーボー・ウィズ・ショットガン
(ジェイソン・アイズナー2011)

これはヤラレました!
画像検索でグラインドハウス関係をググってると、必ずこの洋版ポスターが出てきて、『ブラック・ダイナマイト』同様、日本公開はおろかソフト化もされないだろうと悔しがってたんですが、去年シアターNで上映されてたんですね。
秘宝読者ですが、全然知りませんでした。
タラちゃん&ロドリゲスが07年に蘇らせた、復刻版グラインドハウス『デス・プルーフ&プラネット・テラー』の遊び感覚で一般公募したフェイク予告編で優勝したのが、 このジェイソン・アイズナー監督の『ホーボー・ウィズ・ショットガン』であり、それを『マチェーテ』に続き長編化したのが、ロドリゲス製作総指揮、ルトガー・ハウアー主演の本作です。

オープニングから、映画オタク大将タラちゃんにして「この世で最も恐ろしい映画」と言わしめた、スウェーデンのエクスプロイテーション・ポルノ女優クリスティーナ・リンドバーグ主演で、レイプリベンジムービーの怪作『血まみれの天使』
のポスターロゴタイトルをイエローにしてタイトルバック!(『キル・ビル』のアイパッチをしたダリル・ハンナのモデルでもあり、『イングロリアス・バスターズ』でも、ウンベルト・レンツィの走るゾンビで有名な『ナイトメア・シティ』に出てる、エクスプロイテーション俳優から名前をオマージュした、ヒューゴ・スティグリッツ紹介シーンでもこのロゴはまんま使われております)

オープニング・ミュージックも、感動的且つ牧歌的な美しい泣きメロで、確信犯的なアイズナー監督の演出が冴えます。これはヤコペッティに代表される、モンドムービーへのオマージュなのであります。
原色や蛍光色を際だたせ、如何にもな合成感丸出しの画質もたまりません。

ロバート・アルドリッチ、リー・マーヴィン、アーネスト・ボーグナインの名作『北国の帝王』で世界的に有名になり、
30年代大不況下のアメリカで社会問題にもなった、ホーボー(無賃乗車で全米を乗り渡り、職探しをするホームレスの事)を演じるルトガー・ハウアーが降りた町は、残虐非道なドレイク一家が牛耳るスカムだらけの狂った町で、ある事をきっかけにルトガー・ハウアーはショットガンを手に町のスカム狩りを始めていくのですが…。

下敷きには、
ロバート・ギンティの
『エクスタミネーター1&2』、
エド・ウッドの『怪物の花嫁』、
カーペンターの『ニューヨーク1997』、
ヒロイン?の役名はあの『アビー』からのオマージュ!
そして、なんといっても80年代グラインドハウスを一世風靡した、ロイド・カウフマンの変態トロマ臭プンプンのエログロワールド全開!
人体破壊の嵐に切株天国!
大量の返り血度MAXは、ピーター・ジャクソンのこれ又名作『ブレイン・デッド』を思い出しましたよ。
ホラーではありませんが、『マチェーテ』以上のおバカ系人体破壊描写の連続で爽快感抜群であります。
『マチェーテ』がお好きな方には絶対オススメな作品です。
ルトガー・ハウアーは文句なしで相変わらず上手いですし、『アビー』役のモリー・ダンスワースが、予想以上に素晴らしくこれからが楽しみな新人女優です。
勿論、新鋭監督のジェイソン・アイズナーも楽しみですね。

『マチェーテ』同様に、ちゃんとメッセージ性もあり、映画的にもパーフェクトな出来で復刻版ではなく、2011年のリアルグラインドハウスであり、86分のグラインドハウス体験であります。
個人的には、薄汚れた二番館で見たかった作品です。

 

 
  • 2012.05.14(Mon)
  • ラウの好きな映画

ラウの邦画オールタイムベスト10

1 ツィゴイネルワイゼン(鈴木清順 昭和55年)
2 子連れ狼 三途の川の乳母車(三隅研次 昭和47年)
3 仁義なき戦い 代理戦争(深作欣二 昭和48年)
4 狂い咲きサンダーロード(石井聰亙 昭和55年)
5 徳川いれずみ師 責め地獄(石井輝男 昭和44年)
6 座頭市 喧嘩旅(安田公儀 昭和38年)
7 用心棒(黒澤明 昭和36年)
8 不良姐御伝 猪の鹿お喋(鈴木則文 昭和48年)
9 晩春(小津安二郎 昭和24年)
10 太陽を盗んだ男(長谷川和彦 昭和54年)


BRAND OF SHAME
暴行切り裂きジャック
SLAUGHTERS BIG RIPOFF
NUDE RER LASSASSINO
BEAT GIRL
BLACULA.jpg
THEYRE COMING TO GET YOU!
縄化粧
BRUCE LEE FIGHTS BACK FROM THE GRAVE
DOCTOR DEATH
GORE-GORE GIRLS
INGLORIOUS BASTARDS
MISS DYNAMITE
PORNO HOLOCAUST
STRIP TEASE MURDER CASE 02
STRIP TEASE MURDER CASE 01
THE VENGEANCE OF DHE
IL TRONO DI FUOCO
EL ASESINO INVISIBLE
LUCCELLO DALLE PIUME DI CRISTALLO
THRILLER.jpg
SLAVE OF THE CANNIBAL GOD
SARTANA IS COMING

restricted
  • 2012.03.09(Fri)
  • ラウの好きな映画

ラウの洋画オールタイムベスト10


1 ワンス・アポン・ア・タイム・イン・アメリカ(セルジオ・レオーネ1983)
2 悪魔のいけにえ(トビー・フーパー1974)
3 エル・トポ(アレハンドロ・ホドロフスキー1970)
4 夕陽のガンマン(セルジオ・レオーネ1965)
5 イングロリアス・バスターズ(クエンティン・タランティーノ2009)
6 ウエスタン(セルジオ・レオーネ1968)
7 タクシー・ドライバー(マーティン・スコセッシ1976)
8 続・荒野の用心棒(セルジオ・コルブッチ1966)
9 コフィー(ジャック・ヒル1973)
10 殺しが静かにやって来る(セルジオ・コルブッチ1968)

05.jpg
house of whipcord

子連れ狼

Woman hunt

Cleopatra Jones

The Harder They Come

Sweetsuzy
  • 2012.02.24(Fri)
  • ラウの好きな映画





Rumi's profile


名 前:ミストレス・ルミ
住まい:千葉市
年 齢:三十代
血液型:O型
好きな監督
 ダニー・ボイル
 タランティーノ
 セルジオ・レオーネ
好きなこと
 映画はもちろん、
 料理・手芸
 ダイビング
 読書
彼氏:ラウ先生
裏方大好き!♪  
 


The Deuce

Lau's profile


名 前:ラウ・チェン
住まい:千葉市
年 齢:三十代
血液型:O型
好きな監督(順不同)
クエンティン・タランティーノ
セルジオ・レオーネ
アレハンドロ・ホドロフスキー
鈴木清順
石井輝男
深作欣二
and more…
グラインドハウス/エクスプロイテーションムービー& プログラムピクチャーが大好きです
彼女:ルミちゃんと二人で主に映画blogしてます









What's EXPLOITATION






















































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