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ヤコペッティ初の劇映画にして最高傑作!『ヤコペッティの残酷大陸』

ヤコペッティの残酷大陸
  (グアルティエロ・ヤコペッティ1971)

グアルティエロ・ヤコペッティは、1919年にイタリア・トスカーナ州で生まれ、週刊誌のゴシップ記者として生計を立てていました。
キワモノドキュメンタリー映画ジャンルであった所謂「夜もの映画」に協力し、1961年全世界に衝撃を与えたモンド・ムービーの嚆矢『世界残酷物語』を発表します。


これは邦題が大袈裟なんですが(『やくざ残酷秘録 片腕切断』でモンドについて説明しています)、結局この時代は幾ら先進国といえども、現代ほど簡単には海外旅行には行けなかった時代の産物であります。

世界中の珍奇な風俗を、ヤラセやエロも忘れず交え、さも海外旅行に行った気分になれる的なエクスプロイテーションだったのですが、先進国の文明と未開の部族風俗を平等的に描き、むしろ反文明的な文明批判はモンドの前身である前述した「夜もの映画」の伝統を受け継ぎ文明人の高慢さや醜さを強調したのであります。

そしてキング・オブ・モンドとして
『続・世界残酷物語』
『世界女族物語』

モンドとしての到達点である『さらばアフリカ』を撮り、
いよいよヤコペッティ初の劇映画にして最高傑作である、
『ヤコペッティの残酷大陸』原題『さよならトム』(アンクル・トムから取られたタイトルであるのはすぐ分かりますし、国によってはアンクル・トムで公開しました)を1971年に発表するのであります。

この作品は、アメリカ史の暗部である奴隷制度を描いたエクスプロイテーションでありますが、白人の子供が黒人奴隷の子供を鎖で引っ張って遊ぶ海外版ポスターを見ただけで全てが分かる大傑作であります。

名コンビであるリズ・オルトラーニの個人的に「カンニバル・ホロコーストのテーマ」に次ぐ、女性ボーカル入りの美しく感動的なテーマ曲で始まり(この曲は『ドライヴ』でオマージュ的に流れます)、飛行機に乗った70年代のイタリア撮影隊が19世紀の北米大陸のプランテーションに降り立ち、当時の人々にインタビューしていくというフェイク・ドキュメンタリー形式を取ります。

冒頭から白人プランテーション主たちの晩餐会で、白人主が肉を落とし、それをテーブルの下にいる子供の黒人奴隷が拾って食べるというショッキングなシーン。
劣悪な環境で、強制的に長期間の旅を余儀なくされた奴隷船が着き、全く人間扱いされず、奴隷商人により使い物になるかならないかを選別され、奴隷牧場でセリにかけられ買われた主の物になります。

女性奴隷は、専用娼館の白人の客や主の性奴隷となり、白人にレイプされるのは日常茶飯事。
ヤコペッティ演出の十八番であるミスマッチ的なオルトラーニの美しいテーマ曲が、それを更に深刻に描く事に成功しています。

スピルバーグの『アミスタッド』や『カラー・パープル』とは違い、ヤコペッティはエクスプロイテーション監督なので、見世物的なビジュアルは多々あると思いますがかなりショッキングなシーンが続く(真実はもっと酷い事をしています)、これぞヤコペッティの集大成的作品であり、圧巻のラストはブラックスプロイテーションばりのブラックパワー大爆発であります!

クレーン多用のカメラワークや効果的なスローモーション、編集やオルトラーニの美しい音楽の使い所もヤコペッティ作品の中では群を抜いて上手く、映画的な完成度も非常に高い作品であります。

ヤコペッティは確かに胡散臭い山師的な面もあったかもしれませんが、この『ヤコペッティの残酷大陸』も彼なりのシニシズムが具現化し、見世物エクスプロイテーションとして製作したのかもしれません。
ストレートなスピルバーグ演出とはまた別の面から、ヤコペッティ美学であるシリアスとユーモアを使い分け、見事に人間の暗部をえぐり出し問題提起する事に真実を見い出しております。

まさにこれはヤコペッティ版『映像の世紀』であります。
ヤコペッティは、この後監督としては最後の作品『ヤコペッティの大残酷』を、ヴォルテールの原作を基にまた劇映画として撮りますが、この『ヤコペッティの残酷大陸』があまりにも完成度が高く、どうしても見劣りしてしまいます。

しかし新しい試みである夢幻的な要素を取り入れた、遺作にふさわしい作品には間違いありません(それにしても、ヤコペッティ作品の邦題は『さらばアフリカ』以外本当に何とかしてもらいたい!)。
私にとってヤコペッティとはオールタイムベスト100に入るこの『ヤコペッティの残酷大陸』であります。



2011年8月17日グアルティエロ・ヤコペッティ氏は亡くなりました、享年91才でした。
偉大な映画人の死に、心からご冥福をお祈りします。






  • 2012.08.10(Fri)
  • グラインドハウス

カンニバル・ホロコースト 『食人族』の凄まじい衝撃!


食人族
(ルッジェロ・デオダート1980)

今や『悪魔のいけにえ』と同様に、伝説と化しているグラインドハウス/エクスプロイテーション・ムービーから傑出した歴史的名作『食人族』原題 『カンニバル・ホロコースト』をいよいよ紹介する日がやってきました!(グラインドハウスベスト20オールタイムベスト100に入れているほど衝撃的で大好きなエクスプロイテーション・ムービーの大傑作です。)

『食人族』は80年に世界公開され、グラインドハウス史上の大ヒットを記録し、日本では83年に公開。
日本版ポスターを見ても分かるように、配給会社のゲテモノ的ギミックもあって(本作はゲテモノ・エクスプロイテーションではなく、人間の奥底に眠る暗部を追求しています)、その年に公開された『ET』と拮抗するほどの驚異的な興行収入を上げたショックスプロイテーションのサブジャンルであるカンニバル・フィルムの最高峰であり、ヤコペッティが嚆矢のモンド・ムービーのヤラセ演出を更に進化させ、モンド・ドキュメンタリー=モキュメンタリー手法を確立した映画史的にも外せない作品であります。

カンニバル・フィルムの最初の作品はイタリアン・エクスプロイテーション監督のウンベルト・レンツィの73年作品『怪奇!魔境の裸族』でありますが、レンツィらしい演出で『食人族』の足元にも及ばないよくあるゲテモノ・エクスプロイテーションでありました。

そしてネオリアリズモの巨匠でありイングリッド・バーグマンの夫でもあった、ロベルト・ロッセリーニの助監督をしていたルッジェロ・デオダート監督が80年に満を持して『食人族』カンニバル・ホロコーストを製作公開するのであります。

デオダートはエクスプロイテーション監督であり、77年の『カニバル/世界最後の人喰い族』などカンニバル・フィルムを始め多種多様なジャンルのグラインドハウスを撮りましたが、到底『食人族』にはかなわずトビー・フーパーが『悪魔のいけにえ』を撮る為に生まれたのだとしたら、デオダートは『食人族』を撮る為に生まれたと言っても過言ではないでしょう。
最も影響を受けた監督はやっぱりロッセリーニであり、演出技法はカルロ・ルドヴィコ・ブラガリアから学び、驚くのはセルジオ・コルブッチからも臨機応変で正しい判断が出来る演出を学んだと言っております。

本作はグリーン・インフェルノと呼ばれる緑の地獄、ブラジルとペルーの国境付近のジャングル空撮から始まります。

サントラベスト20にも入るリズ・オルトラーニの最高傑作の甘美な「カンニバル・ホロコーストのテーマ」が流れ(ヤコペッティの『世界残酷物語』からモンド・ムービーにはその内容に反して美しいテーマ曲をオープニングに持ってくるのが常套になっていました)、ジャングルにヤラセ演出ドキュメンタリー番組の白人撮影隊4人が入ったはいいが消息を絶ってしまいます。
今度はその4人を探しに、人類学者が現地のナビゲーターに導かれながら過酷なジャングル奥深くに入っていき、ついに石器時代の如く食人生活を送るヤマモモ族に出会うのでありますが、その集落に残っていたのは4人の死体と撮影済みのフィルムのみ。
フィルムを持ち帰った学者はそれを見て愕然とするのであります!
原住民の村を焼き払い、女性をレイプ、木に串刺しなど楽しみ笑いながら残業非道の限りを尽くす撮影隊の姿がそのフィルムには写っていたのであります!

残虐シーンではまたまたオルトラーニの美しいテーマ曲が流れます。
ヤコペッティ譲りのこのミスマッチ演出手法は、素晴らしいの一言であります。

4人の撮影隊は原住民に復讐されるのですが、この16ミリ映像が公開当時、本物と信じられたのも分かる程の盗撮ぶりにブレまくり、ノイズ入りまくりの今見ても強烈に凄まじいモキュメンタリー手法で見る者を圧倒し、恐怖のどん底に突き落とすのです。
デオダート曰く「映画は日常の一部を抜き出したものだから、過剰にドラマティックであってはならない」

本作には、本物の大亀の生理的にかなりキツい解体シーンがあるのですが、流石に動物愛護団体に訴えられ、本国イタリアで上映禁止となりました。
デオダートは、裁判で「あれは全てスタッフで食べた、ジャングルで撮影する為に必要な栄養源だった」と無罪を勝ち取りました。

有名な木に串刺し女性は、自転車サドルに座って口に発砲スチロールの木をくわえて撮影しております。

本作は、ネオリアリズモ(チネアスタ)とモンド(チネマトグラファーロ)の奇跡的な邂逅を果たしたと同時に、モキュメンタリー手法という映画史における新しい演出手法を確立しました。
それは『ブレア・ウィッチ・プロジェクト』でフェイク・ドキュメント手法として進化し、『REC』でPOV=ポイント・オブ・ヴュー手法として更に進化、現在でもよく使われる手法の一つになっています。
しかし、手法技法がいくら進化してもこの『食人族』のショッキングなモキュメント手法を超える事は不可能でしょう。

本作の熱狂的マニアであるイーライ・ロスは『ホステル2』で夢のデオダート出演!を果たし、勿論デオダートが拷問しその死体を食べる食人愛好家として登場!

『食人族』は『悪魔のいけにえ』と同様に、世界中のグラインドハウスマニアから神の如く崇められ、映画人から もタラちゃん、ダリオ・アルジェント、ロブ・ゾンビ、アレクサンドル・アジャなど名前を挙げればキリがないくらい脈々とカンニバル・ホロコーストスピリットは受け継がれております。







  • 2012.08.04(Sat)
  • グラインドハウス

やくざ残酷秘録 片腕切断

やくざ残酷秘録 片腕切断
やくざ残酷秘録 片腕切断
    (安藤昇1976)

70年代プログラム・ピクチャーの隠れた珍作で、長年カルト化していた作品なんですが、近所の個人レンタル店にあったのでつい手が伸びてしまいました。
これはかなりビザールで面白い!
まさに見世物映画、和製グラインドハウス:モンドムービーの傑作であります。

モンドムービーは、イタリアン・エクスプロイテーション監督のグアロティエロ・ヤコペッティが1962年に発表したヤラセ演出ドキュメンタリーの『世界残酷物語』を嚆矢とし、イタリア語原題MONDO CANEは犬の世界であり、人間社会を揶揄したタイトルだったのでありますが、《MONDO=世界》はグラインドハウス/エクスプロイテーションムービーのジャンル名にもなり、ヤラセ演出の残酷的ドキュメンタリーは以降全てモンドムービーと呼ばれるようになったのであります。


世界残酷物語

本作の監督は、元安藤組組長の安藤昇。
安藤昇は15才から感化院を出入りすようになり、時は戦時中で特攻隊に志願するも終戦となり、戦後法政大学を退学後、仲間たちと愚連隊を組織し、賭博を仕切り始め出したのが安藤組伝説の始まりと言われております。
その後紆余曲折あり組を解散。
さらに俳優業や歌手、プロデューサーに転身し、佐藤純弥監督の個人的最高傑作にしてビデオのみでカルト化している『実録私設銀座警察』、深作欣二監督の最後の任侠映画の傑作『博徒外人部隊』(こちらもビデオのみでカルト化)や実録物シリーズの名作中の名作『仁義の墓場』にも出ております。
実録・私設銀座警察
博徒外人部隊
仁義の墓場

成人向け映倫シールが貼られた本作はその安藤昇がナレーションをし、当時の裏社会の重鎮の方々にインタビューしていくドキュメンタリー形式なんですが、後述する一部を除いた映像は全てモノクロでカメラもブレ入りでリアリティ抜群かと思いきや、そのほとんどが事前に演出されたと思われる盗撮や誰でも分かるヤラセ片腕切断シーンでもう完全にモンドのノリ!
音楽も最高にモンドてって、ジミヘン的ウッドストック度MAXで胡散臭さ見世物臭倍増でめちゃめちゃかっこいい!
選曲が安藤昇じゃ無かったのが残念、最初は安藤昇って音楽的センスもあるのか!ってぐらいこのモノクロ映像ブツギリ編集にマッチしております。

個人的に裏社会には全く興味無い人間なので、偉い方々のカンペ棒読みインタビュー(そうでないのもあります)よりは、当時の東京の風俗を映し出した映像に興味を持ちました。
70年代アメリカのグラインドハウスが建ち並ぶ42ndストリート:デウスにも似たビザールな雰囲気を味わえる作品としてもオススメのモンドムービーであります。

タイトルから想像されるであろう血なまぐさい抗争のドキュメンタリー映像を期待すると見事に肩すかしを喰らう作品ですが、2つだけ明らかに本物でカラー映像処理されているシーンがあります。
一つは指詰めシーン、これは見る価値あります!
このシーン自体は用意された演出シーンなんですが、どう見ても本当に小指をノミで詰めてまして、まな板の両端に白い布が巻かれ、ある種の儀式なんだと思いますが、詰める側と詰められる側は上半身裸で詰められる側は正座して、まな板の上に小指を乗せ詰める側がノミをトンカチでコツン!とすると見事に第一関節が飛び、血がプシュッと白い布を赤く染め上げます。
驚いたのは詰められた側は全く声もあげず静止状態である事なんですが、これはあくまでも私見ですが武士の切腹にも似たプライドや美学がある為ではないかと推測しております。
安藤昇のナレーションが入り「一週間は痛みの為眠れぬ夜を過ごし、冬は寒さで痛みが疼く」らしいです。
何でも明治時代のこてつ?親分は親指と人差し指しかなかったとか。

もう一つのカラー本物映像は入墨を彫るシーンであります。
このシーンは安藤昇のインタビューが彫師の方に入り、1ヶ月に大抵30人は彫り、全裸の場合出来上がりまで3ヶ月から半年かかるみたいです。
彫代はその方の場合、当時の金額で全裸は150万ぐらいだそうです。
この彫るシーンはほんと繊細で見てる私もホレボレしました!
ブツブツみたいな音もツボでたまりません。
明らかに演出的な女性のお客様もいて、彫師の方曰く
 「女は最初は痛がるが段々気持ち良くなってくるから。
  先天的にマゾだからね。
  だって体の作りだってそうだし受け身だしね」
なるほど!28年のキャリアがある彫師の方がそう言うならば間違いはあるまい…
現代ではこの時点で映倫通りませんね。

その後はモンドお約束的エロ描写であります。
風呂場で、背中一面に見事な芸者を彫って頂いた女性が背中にお湯をかけます。
勿論カメラは女性の体を舐めるようにお尻から背中へゆっくりと時間をかけて上がっていきます。
といったような見世物的内容が65分に渡って凝縮されておりますが、残念ながら現時点ではビデオのみであります。

一番感じたのは安藤昇は集客率を上げる為の看板的存在であり、どう考えてもここまでモンドを理解しているとは到底思えず、『ゴーストライター』ならぬ、ゴーストディレクターがいるのは間違いないと思われますが、その時点でモンド成立であります。
作品的にも良く出来たモンドムービーなので、是非ともDVD化して頂きたい和製グラインドハウス/エクスプロイテーションムービーの一本であります。
やくざ残酷秘録 片腕切断


WARNING!

女囚701号/さそり
女囚さそり 第41雑居房
女囚さそり けもの部屋
0課の女 赤い手錠
前科おんな 殺人節


  • 2012.07.19(Thu)
  • グラインドハウス

女獄門帖 引き裂かれた尼僧

引き裂かれた尼僧
女獄門帖 引き裂かれた尼僧
(牧口雄二1977)


この映画の存在を知ったのはいつ頃でしょうか?
確か2、3ヶ月前の映画秘宝で
《まさかの解禁、初DVD化!東映の牧口雄二監督、伝説的カルト二作品!》みたいな記事だったと思います。
姉妹的な作品が、76年の『徳川女刑罰絵巻 牛裂きの刑』
牛裂きの刑

日本が、世界に誇るキング・オブ・カルト石井輝男監督の、68年製作『徳川女刑罰史』の便乗物?
徳川女刑罰史
ぐらいにしか思ってなかったんですが
(この時代、刑罰物が流行ってて山本晋也監督も撮っています)、
時が経つにつれ、何故かこの『女獄門帖 引き裂かれた尼僧』だけは気になりました。

ネットで調べたら、今まで30分の短縮版ビデオとシナリオパンフレットしか出てなかった作品で、アマゾンレビューを見ると五つ星ばかり。
ストーリーに触れないように読むと、
「生きてて良かった、やっと見れた!」
と書かれているカルトマニアの方々の熱いレビューばかりです。
悲しい性といいましょうか、カルトや怪作という言葉に 滅法弱い私は、姉妹的作品の『徳川女刑罰絵巻 牛裂きの刑』と共に喜々として購入したのであります。


『徳川女刑罰絵巻 牛裂きの刑』は海外ではすでにDVD化されており、海外カルトマニアの必須アイテムとして認知されておりますが、日本ではビデオ版も無くこれが初ソフト化です。

70年代グラインドハウスの問題作で、本物の殺人フィルムと宣伝された『スナッフ』(こちらもマニア間で高価で取り引きされてましたが、最近やっと廉価版出ました)に牧口監督が影響されて製作したと言われております。
スナッフ

刑罰物によくあるオムニバス二話形式で、内容的にも前述した『徳川女刑罰史』を更に残酷にし、サディズム心理を追求した完全な見せ物話です。
二話目の川谷拓三がまぁまぁかなみたいな感じで(見せ物として始まった映画という媒体へのリスペクトかもしれません)、やはり同テーマを先に、見せ物精神だけでなく、映画文法にのっとり見事に描き切った『徳川女刑罰史』の重厚感には勝てませんでした。


そして、あの『悪魔のいけにえ』に影響され製作したと言われる希代のカルト作
『女獄門帖 引き裂かれた尼僧』であります。
もう凄い、素晴らしい、これは完全に芸術の域に達したエログロナンセンスワールドの極地、全てが狂った世界観!
噂にたがわぬ、いやそれ以上の大怪作カルトムービーであり、私のオールタイムベスト100入り&カルトムービーベスト20入りの大傑作であります!
タイトルバックの火山噴火からヤラレるんですが、ありとあらゆるタブーがたった69分内に凝縮され、全編に漂う日本カルト映画独特の因習的で土着的な匂いのする、なんとも言えない不気味な雰囲気。

そうかと思うと、どこか静謐的で幽玄な世界観もあり、ツッコミ所満載で破綻した脚本(東映ピンキー・バイオレンスの『恐怖女子高校』シリーズ、3と4を監督した志村正浩が脚本を書いております)による、謎の置き去り的なストーリー展開で、結局あれは何だったの?的な疑問が逆に効を奏して、カルトマニアにはたまらない非常に味のある、珍作カルト時代劇に仕上がっております。
不良悶絶グループ
アニマル同級生

音楽センスも抜群で、ファンキーでジャズ的要素が入った、ウッドストック的ロックでモンドムービーによくあったミスマッチ的演出が、カルト度により一層拍車をかけています。
エクスプロイテーション監督牧口雄二はかなりの60、70年代グラインドハウスマニアではないでしょうか。

主人公のおみのは女郎屋から逃げ出し、二人の追っ手(寅さんで有名な佐藤蛾次郎もその一人)に捕まり犯されながらも、逃げたはいいんですが、出会い頭の漁師二人にも又犯され、ボロボロになりながらも、何とか逃げ延びある尼寺に駆け込みます。
この尼寺こそおみのが探していた駆け込み寺だったのですが、
なんとその尼寺、ケシの花を栽培しアヘンは吸う、レズは当たり前、食人猫はいる、即身仏の奇怪なミイラはいる…
最大の目的は俗世での男への復讐の為に集まった、殺人尼集団だったのであります!

ですので、駆け落ちして来た男女でも男だけを殺すのですが、そのヤリ方がチープながらもかなりエグいんであります(流石の三隅研二も真っ青のスプラッター描写)。
猪の肉と言いながら、男の死体を切り刻み鍋にして食べるキ印寺男の志賀勝(ポスター右の東映名脇役おっさんです)の怖い事。
あと、お小夜というほとんど喋らない少女がかなりショッキングな行動に走り、ラストはもう唖然、開いた口が塞がらないとは正にこの事であります。

ツッコミ所満載で、特に圧巻な後半は完全にストーリーが破綻してますので、カルト特有の気合いはいりますが病みつきになる面白さであります。
レンタルにあったとしても、当時18禁ポルノとして上映されてたせいか、アダルトに分類されてると思われますので女性の方は、宅配レンタルがオススメです。

見れば分かりますが、強烈なカルトムービーでトラウマになる方もいるのではないかと思われ、アダルトなんかの範疇ではありません!
これで日本映画のカルトは、輝ちゃんの『江戸川乱歩全集 恐怖奇形人間』の国内初ソフト化だけでありますが、これ現代の倫理観からタイトル変えないと無理と言われております。

引き裂かれた尼僧


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entrails of beautiful woman
entrails of virgin
hell in a bottles
恐怖奇形人間
  • 2012.05.31(Thu)
  • グラインドハウス

ハロウィン・ナイト 悪魔のしたたり

WARNING! 

BloodSucking Freaks
悪魔のしたたり

ハロウィン・ナイト 悪魔のしたたり
(ジョエル・M・リード1974)

今宵もまた『痴漢ドワーフ』同様に、世の好事家にこよなく愛されている変態カルトムービーを紹介します。
勿論、私もその好事家の一人でオールタイムベスト100カルトムービーベスト20に入れております。

これ何が凄いって、変態悪趣味ワールド全開のSM的拷問グラインドハウスなのであります。
71年に設立されたトロマが直接絡んでるのか、のちに権利を取得したのか分かりませんが、海外ビデオ版にはトロマと明記されてあるのもあります。
邦版ビデオも、以前は『悪魔のしたたり』だったのが、二度目のDVDリニューアルで差別化を図る為か、『ハロウィン・ナイト』というイマイチなタイトルが付いてしまいました。
しかしJVDの初DVD化同様、ヘア無修正のままなので良しとしましょう!
コレクターの皆様はビデオ版、JVD版、そしてこのダークラビット版は勿論、必須アイテムですね!

原題『BLOOD SUCKING FREAKS』
最高のタイトルで、このタイトルを聞いただけでもゾクゾク、ワクワクします。
この作品もグラインドハウス特有の、配給元が変わる度に色んなタイトルが付けられてますが、『BLOOD SUCKING FREAKS』が一番メジャーなタイトルです。
2枚目のポスタータイトルが次いでよく知られているタイトルであります。
(一枚目のポスター、内容と全く無関係なデザインなんですが、かなりトロマ的です、2枚目のポスターはデザイン的に内容に忠実であります)

前置きが長くなりましたがそれぐらい大好きで、何度見ても飽きるどころか、見終わる度に監督・脚本のジョエル・M・リード、スゴすぎる!と感嘆してしまう変態グラインドハウスなのであります。

サルドゥという拷問殺人ショーを主催しているマスターが、今夜もいけにえの女性を人身売買業者から木箱に入れて調達する。
そんなシーンからこの変態グラインドハウスは始まります。
早速木箱から緊縛された女性を吊り出し(この映画、奴隷女性は全員全裸にヘア無修正丸見えという素晴らしさ!)、 拷問殺人ショーが始まります。
お客様も10人ぐらい、いらしゃっております。
ステージ中央には、調教済みの奴隷女性が椅子に縛り付けられています。
そこに、ビザールな黒人系の小人助手ラルフスが現れ、女性の指を万力で潰し、頭も万力で楽しそうに潰していくではありませんか!
会場には奴隷女性の、甘美で夢見心地な絶叫がこだまし息絶えます。

すぐさま二人目の生け贄奴隷女性が四つん這いで、またまたビザールな黒人系女王様二人(女王様の特権らしくホワイトスカーフをお召しになられておりますが、透ける素材の為、おっぱいははっきりと見え、堪能出来るようにナイスな演出がなされております、流石ジョエル!)に鞭打たれながらステージ中央に進み、ラルフスが糸ノコで女性の左腕をギーコギーコ切り落とします。

勿論、場内は奴隷女性のデリシャスでエクセレントな悲鳴が響き渡りますが、ラルフスと女王様二人はニコニコ満身の笑みで楽しくて仕方がない様子です。
締めにラルフスが女性の左目をえぐりとって、美味しそうに食べちゃいます。

横で薄ら笑いを浮かべて見ていた、マスター・サルドゥ(実は、同性愛者&死姦愛好者で、Mもあり女王様二人に責められ悦に入る本物の変態です)が中央に歩み寄って
 「これはトリックではなく本物の殺人ショーです!」
と誇らしげに言うのですが、客の中にいた批評家が
 「こんな物グランギニョールまがいのトリックだ!」とサルドゥをコケにします。
これに怒ったサルドゥは…

みたいなお話なんですが全編SM的拷問シーンのオンパレードで、小人ラルフスや地下室の檻に監禁され、発狂した5人のカンニバルな奴隷たちのビザール感極まりない事。
(しつこいですが奴隷は全裸にヘア無修正丸見えです)

そして、この変態グラインドハウスの伝説的名シーン、変態悪徳医者がサルドゥに褒美として与えられた奴隷を椅子に縛り付け、まず歯を楽しみながら全部抜き(勿論、麻酔なんて無粋な物はしません)、
髪の毛を剃り、電動ドリルでツルツルになった頭中央部に穴を開けて、ストローで脳みそをチュウチュウ美味しそうに吸うシーンはマニア間で語り草になっております。

その後も面白く、それを見た流石の変態マスター・サルドゥも呆れて、地下室の檻にいるカンニバル奴隷の中に医者を放り込むと、ゾンビの如くカンニバル奴隷たちはいっせいに群がり、医者の内臓をむさぼり食べるんですが、その一人が心臓らしき内臓を体中に塗りたくるシーン、好事家にはたまらない夢のようなシーンであります(ありがとう、ジョエル!)。

調教の為に新人奴隷の乳首に電流バサミを挟んで500ボルトの電流を流したり、
サルドゥとラルフスが奴隷のお尻でダーツをしたり、
チェスの賭金代わりにお互いの奴隷の指をナタで一本ずつ切っていき両手の指が全て無くなると「まだ足がある」と言ったり、 おっぱい穴開き&Tバックボンデージにお着替えになられた女王様二人による張り付け股裂きや、
ギロチン台に固定された奴隷のお尻を、女王様にスパンキングされ痛みに耐えきれず、口に加えさせられてたギロチンの紐を放してしまい頭ゴロリン!、それに欲情した変態ラルフスが、ゴロリン頭を手に取りニヤニヤしながら濃厚なキス等、書き切れない程のワンダフルワールドな悪趣味変態拷問パラダイスがこれでもかと展開するのでありますが、この変態グラインドハウスの唯一の救いはコメディ調に撮っている事であります。

ですので嫌な物を見た感がなく、笑ってすませられるおバカ的なビザール感覚なんです。
あとサルドゥ役者以外はみんな演技がめちゃめちゃ下手なのと、全くグロくないチープな切株描写、コメディ調でスレイジィーなピアノ&シンセの音楽。
素晴らしいのは編集が上手いのでテンポが良く全くダレない!、矢継ぎ早に変態行為が展開するので、ダレる暇が無いのであります。

シリアス度ゼロの、ありとあらゆる悪趣味がこの一本に凝縮されたトラッシュ・セックスプロイテーションなので変態的世界観と、いつも言ってますが、70年代グラインドハウス特有のいかがわしさや、怪しさを味わう為だけの映画であります。
シリアス度で言えば、『痴漢ドワーフ』の方が遥かに上です。
これも『痴漢ドワーフ』同様に、TSUTAYAの何故かホラー欄にあって女性でも躊躇なくレンタル出来ます。

最後に、これ又語り草のカンニバル奴隷たちが狂気乱舞しながらかぶりつくチン○ホットドッグは、『ピラニア3D』でアジャがああいった形でオマージュしたのかなぁ、と感じたりもしますが『ピラニア3D』にカメオしていたイーライ・ロス(海外版のどれかのバージョンで本作の音声解説もしております)も愛するこの変態グラインドハウス、 私も一生愛すであろう珠玉の変態カルトムービーの大傑作であります。
 



 
savage abduction
greedy mouth
blazing zippers
bloodthirsty butchers
ilsa tigress of siberia 

  • 2012.05.18(Fri)
  • グラインドハウス





Rumi's profile


名 前:ミストレス・ルミ
住まい:千葉市
年 齢:三十代
血液型:O型
好きな監督
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 セルジオ・レオーネ
好きなこと
 映画はもちろん、
 料理・手芸
 ダイビング
 読書
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裏方大好き!♪  
 


The Deuce

Lau's profile


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好きな監督(順不同)
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セルジオ・レオーネ
アレハンドロ・ホドロフスキー
鈴木清順
石井輝男
深作欣二
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彼女:ルミちゃんと二人で主に映画blogしてます









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