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ヤコペッティ初の劇映画にして最高傑作!『ヤコペッティの残酷大陸』

ヤコペッティの残酷大陸
  (グアルティエロ・ヤコペッティ1971)

グアルティエロ・ヤコペッティは、1919年にイタリア・トスカーナ州で生まれ、週刊誌のゴシップ記者として生計を立てていました。
キワモノドキュメンタリー映画ジャンルであった所謂「夜もの映画」に協力し、1961年全世界に衝撃を与えたモンド・ムービーの嚆矢『世界残酷物語』を発表します。


これは邦題が大袈裟なんですが(『やくざ残酷秘録 片腕切断』でモンドについて説明しています)、結局この時代は幾ら先進国といえども、現代ほど簡単には海外旅行には行けなかった時代の産物であります。

世界中の珍奇な風俗を、ヤラセやエロも忘れず交え、さも海外旅行に行った気分になれる的なエクスプロイテーションだったのですが、先進国の文明と未開の部族風俗を平等的に描き、むしろ反文明的な文明批判はモンドの前身である前述した「夜もの映画」の伝統を受け継ぎ文明人の高慢さや醜さを強調したのであります。

そしてキング・オブ・モンドとして
『続・世界残酷物語』
『世界女族物語』

モンドとしての到達点である『さらばアフリカ』を撮り、
いよいよヤコペッティ初の劇映画にして最高傑作である、
『ヤコペッティの残酷大陸』原題『さよならトム』(アンクル・トムから取られたタイトルであるのはすぐ分かりますし、国によってはアンクル・トムで公開しました)を1971年に発表するのであります。

この作品は、アメリカ史の暗部である奴隷制度を描いたエクスプロイテーションでありますが、白人の子供が黒人奴隷の子供を鎖で引っ張って遊ぶ海外版ポスターを見ただけで全てが分かる大傑作であります。

名コンビであるリズ・オルトラーニの個人的に「カンニバル・ホロコーストのテーマ」に次ぐ、女性ボーカル入りの美しく感動的なテーマ曲で始まり(この曲は『ドライヴ』でオマージュ的に流れます)、飛行機に乗った70年代のイタリア撮影隊が19世紀の北米大陸のプランテーションに降り立ち、当時の人々にインタビューしていくというフェイク・ドキュメンタリー形式を取ります。

冒頭から白人プランテーション主たちの晩餐会で、白人主が肉を落とし、それをテーブルの下にいる子供の黒人奴隷が拾って食べるというショッキングなシーン。
劣悪な環境で、強制的に長期間の旅を余儀なくされた奴隷船が着き、全く人間扱いされず、奴隷商人により使い物になるかならないかを選別され、奴隷牧場でセリにかけられ買われた主の物になります。

女性奴隷は、専用娼館の白人の客や主の性奴隷となり、白人にレイプされるのは日常茶飯事。
ヤコペッティ演出の十八番であるミスマッチ的なオルトラーニの美しいテーマ曲が、それを更に深刻に描く事に成功しています。

スピルバーグの『アミスタッド』や『カラー・パープル』とは違い、ヤコペッティはエクスプロイテーション監督なので、見世物的なビジュアルは多々あると思いますがかなりショッキングなシーンが続く(真実はもっと酷い事をしています)、これぞヤコペッティの集大成的作品であり、圧巻のラストはブラックスプロイテーションばりのブラックパワー大爆発であります!

クレーン多用のカメラワークや効果的なスローモーション、編集やオルトラーニの美しい音楽の使い所もヤコペッティ作品の中では群を抜いて上手く、映画的な完成度も非常に高い作品であります。

ヤコペッティは確かに胡散臭い山師的な面もあったかもしれませんが、この『ヤコペッティの残酷大陸』も彼なりのシニシズムが具現化し、見世物エクスプロイテーションとして製作したのかもしれません。
ストレートなスピルバーグ演出とはまた別の面から、ヤコペッティ美学であるシリアスとユーモアを使い分け、見事に人間の暗部をえぐり出し問題提起する事に真実を見い出しております。

まさにこれはヤコペッティ版『映像の世紀』であります。
ヤコペッティは、この後監督としては最後の作品『ヤコペッティの大残酷』を、ヴォルテールの原作を基にまた劇映画として撮りますが、この『ヤコペッティの残酷大陸』があまりにも完成度が高く、どうしても見劣りしてしまいます。

しかし新しい試みである夢幻的な要素を取り入れた、遺作にふさわしい作品には間違いありません(それにしても、ヤコペッティ作品の邦題は『さらばアフリカ』以外本当に何とかしてもらいたい!)。
私にとってヤコペッティとはオールタイムベスト100に入るこの『ヤコペッティの残酷大陸』であります。



2011年8月17日グアルティエロ・ヤコペッティ氏は亡くなりました、享年91才でした。
偉大な映画人の死に、心からご冥福をお祈りします。






  • 2012.08.10(Fri)
  • グラインドハウス







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