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マカロニ・ウェスタンとは何か?

今回は、1964年の『荒野の用心棒』から1977年最後のマカロニ・ウェスタンと呼ばれる『ハチェット無頼』までのイタリア製西部劇=マカロニ・ウェスタンの歴史を、分かりやすく駆け足で総括してみたいと思います。

マーシャル・プランによるドル援助などによって、第二次大戦での敗戦から見事に立ち直ったイタリア経済は、50年代後期から60年代にかけてかつてない高度経済成長を迎え、1960年のローマオリンピックはイタリアの国力を世界に示したものでした。
この高度経済成長が、映画界にも波及したのは言うまでもありません。
50年代前半までの敗戦不景気の現実を容赦なく描いた、ネオリアリズモに代表されるロベルト・ロッセリーニ、フェデリコ・フェリーニ、ルキノ・ヴィスコンティと言ったチネアスタ監督たちの芸術的映画とは別に、チネマトグラファーロと呼ばれる大衆娯楽専門のイタリアン・エクスプロイテーションがあります。

マカロニ・ウェスタン登場以前は、ペプルムと呼ばれた古代ギリシャ・ローマ史劇やヘラクレスなどを主人公にした怪力ヒーロー物が人気を博していて、マカロニ・ウェスタンの父、セルジオ・レオーネも『ロード島の要塞』で実質的な監督デビューをはたしました。
しかしレオーネが本当にやりたかったのは、黒澤明の『用心棒』にインスパイアされ、アメリカ製西部劇とアメリカという国そのものに魅了された、新たなチネマトグラファーロの構築であり、それが1964年の『荒野の用心棒』だったのであります。
ヘラクレスロード島の要塞
荒野の用心棒

この年を、映画史的にもマカロニ・ウェスタン元年と呼ばれています。
まずアメリカ製西部劇とは
「アメリカ映画固有のジャンルで、基本的な思想はピューリタニズムに裏づけられた開拓者精神の賛美と強調であり、勇気と正義と隣人愛が物語の骨格を形成している。」
と日本大百科全書に書かれています。
が、個人的な意見として、この開拓者精神=フロンティア・スピリットが曲者で、要はネイティヴ・アメリカンの人々を侵略・支配し、居留区に疎外する為に白人に都合良く作られた、弱肉強食の世界を隠匿する為の言葉であると私は感じずにはおれません。

勿論全てのアメリカ製西部劇がそうではありませんが(1968年ヘイズ・コードが撤廃され、アメリカン・ニュー・シネマと融合した、神がかり的なアメリカ製西部劇、モンテ・ヘルマンやピーター・フォンダ、ディック・リチャーズらに代表されるニュー・シネマ・ウェスタンは素晴らしい作品ばかりです)、明らかに上記のような本音を覗かせるアメリカ製西部劇があるのも事実です。 ネイティヴ・アメリカンが悪役として白人家族を襲うような、アメリカ製西部劇はそれの典型例です(時代的にも40~50年代アメリカ製西部劇に多いですね、ちょうどWASPやKKK、所謂白人至上主義が台頭した時代です)。


これに対して、セルジオ・レオーネが監督したマカロニ・ウェスタンの嚆矢である『荒野の用心棒』(原題:一握りのドルのために)は、白人に都合良く解釈されていたフロンティア・スピリットなど微塵も無い、金と血にまみれた残酷性を全面に押し出した、正義感があるのか無いのか分からない主人公の哀愁あるガンマンたちが跳梁する世界だったのであります。

レオーネは当初、ジェームズ・コバーンやチャールズ・ブロンソンを主役に考えてたのですが、イーストウッドに決まったのは当時ほとんど売れてない役者で、ギャラが一番安かったからであります(のちにイーストウッド監督主演西部劇『許されざる者』のエンドロールで、レオーネへの献辞が出ました)。

このオリジナリティ溢れる作風は、イタリア本国は勿論、世界的に一大ムーヴメントを巻き起こし、アメリカ製西部劇と区別する為にスパゲッティ・ウェスタン又はユーロ・ウェスタンと呼ばれ、日本では淀川長治氏がスパゲッティでは弱すぎるから、マカロニでみたいな感じでマカロニ・ウェスタンと呼ばれるようになりました(マカロニには穴が開いてることから、全て同じような映画という暗喩も含まれてたみたいですが、40~50年代アメリカ製西部劇で衝撃を受けた淀川氏から見ると、訳の分からないイタリア人職業監督のまがい物西部劇と映ったのも分からなくはありませんが、日曜洋画劇場でのマカロニ・ウェスタンの驚くような高視聴率には救われ たと後年語っています)。

グラインドハウス同様にいまだに根強いコアなマニアが多く、ハマると抜けれない麻薬的な面白さがあります。
あと決定的に違っていたのは音楽です。
アメリカ製西部劇は叙情性を強調したよくあるフルオケだったのに対し、マカロニ・ウェスタンはロック的な要素を取り入れ、クール&スタイリッシュで、エレキギターやトランペットが鳴り響く哀愁タップリの感動的なコード進行がたまらないのも魅力の一つです。
レオーネの幼なじみで親友でもあるエンニオ・モリコーネやルイス・エンリケス・バカロフと言った今ではマエストロと呼ばれている作曲家も、マカロニ・ウェスタンから羽ばたいて行ったのであります。

ここで一応『荒野の用心棒』の盗作問題について触れておきます。
レオーネは、素晴らしい黒澤明の時代劇映画『用心棒』を4人で脚色・脚本化して映画化したのですが、配給元のジョリーフィルムのプロデューサーが、東宝と黒澤プロにリメイク取得権を取らずにレオーネに撮影OKを出したのです。
イタリア人気質と言いますか、模倣が上手いチネマトグラファーロの世界では当たり前の事だったんでしょうね。
レオーネはリメイクの許諾を得たと思ってたらしいです。

一年近い訴訟の後、結果として世界配収の15%を黒澤明と『用心棒』の共同脚本家に支払い、賠償金として10万ドルを支払って、ジョリーフィルムは著作権侵害を認めたのであります。
面白いのは当の黒澤明は「なんでそんなに騒ぐんだ、見てみろ、こりゃよく出来てるじゃないか」
そして、1965年マカロニ・ウェスタンの基本的要素を更に推し進めた完全オリジナル脚本で、マカロニ・ウェスタンの金字塔であり、歴史的名作である『夕陽のガンマン』(原題:もう少しのドルのために)が公開され、完全にレオーネの名は不動のものとなりました。
夕陽のガンマン

最初はリー・マーヴィンでしたが、スケジュールが合わず、白羽の矢を立てたのがハリウッドの売れない脇役役者だったリー・ヴァン・クリーフ。
このキャスティングは大成功し、その後リー・ヴァン・クリーフはマカロニ界で必要不可欠なスター役者になったのであります。
あと、このバツグンな邦題は水野晴郎氏が付けたんです。

翌1966年レオーネはドル箱3部作のラスト的作品、 『続・夕陽のガンマン/地獄の決斗』(原題:善玉・悪党・卑劣漢)を公開。
続・夕陽のガンマン

これをマカロニ・ウェスタンのベストに持ってくる方々も非常に多く、マカロニマニアのタラちゃんもその一人で、レオーネ作品唯一のカルトムービーでもあります。
イーライ・ウォーラックの怪演ぶりが、完全にイーストウッドやリー・ヴァン・クリーフを喰っており、ラストのメキシカン・スタンドオフは伝説の名決闘シーンで、モリコーネのトランペットもいつにも増して高々と感動的に鳴り響きます。

1966年で忘れてはならないのは、セルジオ・コルブッチの続・荒野の用心棒(原題:ジャンゴ)。
ジャンゴ

泥だらけのぬかるみの中を、ジャンゴという黒づくめのガンマンが、棺桶を引きずりながら現れる異様なオープニングに度肝を抜かれる、マカロニ界最大のダークヒーローの登場です。
ルイス・エンリケス・バカロフの音楽も哀愁度MAXでもうたまりません。
レオーネとは違い、真のチネマトグラファーロ路線を守り続けたコルブッチのこのホラー&黙示録的マカロニ・ウェスタンは、『夕陽のガンマン』と共にマカロニ・ウェスタンの頂点に君臨する歴史的名作であります。

レオーネはアメリカへの憧憬からハリウッド役者を好んで使ったのに対し、コルブッチは徹底してイタリア・チネマトグラファーロ役者を使いました。
当時24才で売れない役者だったフランコ・ネロが見事にジャンゴを演じきりました。
ジャンゴ・フォロワーは50作品以上も作られ、マカロニ・ウェスタンはレオーネ系とコルブッチ系に大別出来ると思います。
もっと細分化すれば、

・男同士の言葉には出さない、ニヒルな友情と復讐劇と金の争奪
・メキシコ革命がらみの復讐劇と金の争奪
・南北戦争がらみの復讐劇と金の争奪


この3パターンが基本的原則と言っていいと思います。
復讐と金はマカロニ・必須キーワードです。

コルブッチと言えば、1968年の殺しが静かにやって来る(原題:偉大なる声無き者)も忘れてはいけません。 
殺しが静かにやってくる
舞台は白銀の雪山、喉を切られ話せない主人公、黒人のヒロイン、言葉を失うほどの超衝撃的なラスト。
主演にジャン=ルイ・トランティニァン、極悪非道の限りを尽くす残忍な賞金稼ぎのボス、クラウス・キンスキー。
これはもうコルブッチ流ネオリアリズモと言ってもいいでしょう。
モリコーネのスコアも非常に哀しく美しい旋律で、一度聴いたら耳から離れません。
ジャンゴ同様全てが異色ずめのこの二作は、カルトムービーとしても認知されています。

ジャンゴ以降、どんどんエスカレートする残酷描写や、殺伐とした雰囲気のマカロニ・ウェスタンが一気に増え、その代表作が1967年のジュリオ・クェスティ監督の『情け無用のジャンゴ』(原題:生きていたら撃て)であります。
情無用のジャンゴ

墓場から蘇った主人公のトーマス・ミリアンが立ち寄った町は、私利私欲の人間ばかりで、よそ者が来たら金品を奪い吊し首。
SM、同性愛、近親相姦までをも描いたこのカルトムービーは、『エル・トポ』のルーツとも言われ、中でもナイフでの鮮血タラタラ頭皮剥がしは語り草になっておりますが、北米ネイティブ・アメリカンの風習から取ったのでしょう。

ジャッロやイタリアンホラーからの監督も多く流入し、有名どころではルチオ・フルチ監督/フランコ・ネロ主演の『真昼の用心棒』((原題:虐殺の時)フルチは他にも『荒野の処刑』『シルバー・サドル』も監督しております)。
アントニオ・マルゲリーティ監督/クラウス・キンスキー主演の『神はカインに言い給いけり』(原題通り)、ダリオ・アルジェント脚本/仲代達矢出演の『野獣暁に死す』(原題:神の裁きは下りぬ)などがあります。
野獣暁に死す

1968年、レオーネ美学の集大成であるウエスタン(原題:昔々の西部の出来事)公開。
あまりの完成度の高さから、これはもうチネマトグラファーロレベルの作品ではなくチネアスタとして認めるべき芸術的作品であり、役者もヘンリー・フォンダ、チャールズ・ブロンソン、ジェイソン・ロバーズにクラウディア・カルディナーレと豪華キャスティングです。
レオーネのアメリカへの熱い想いが見事に結晶化し、モリコーネの音楽も最高に美しく、琴線に触れる素晴らしい名作であります。
ウエスタン

1970年代に入ると、斜陽化しつつあったマカロニ・ウェスタンもとうとうコメディ路線に走りました。
中には、レオーネ原案/ヘンリー・フォンダ&テレンス・ヒル、モリコーネのコミカルで躍動的なスコアにも魅了される『ミスター・ノーボディ』(原題:俺は名無し)やテレンス・ヒル演じるマカロニ界最高のコメディ・キャラクターであるトリニティーの『風来坊シリーズ』など名作もあります。
風来坊

しかし、どのジャンルもコメディ化し始めると終わりの前兆である事は、マカロニ・ウェスタンでも同じです。

サスペンス仕立てで墓場から亡霊のように現れる『サルタナ』や、奇想天外で荒唐無稽な武器がどんどん出てくる『サバタ』と言った、ジャンゴ以降のダークヒーローシリーズを作り出すもジャンゴには到底及ばず、カンフーやスパイ物、ジャッロやスラッシャー、果ては『ヌード・ジャンゴ』などのセックスプロイテーションやポルノとの融合を果たすも客足はどんどん遠のくばかり…。
サバタ

そして、1977年、『殺しが静かにやって来る』の10年後の返答と言われ、ジャッロの名作『影なき淫獣』などで有名なエクスプロイテーション監督である、セルジオ・マルティーノ監督作品の最後のマカロニ・ウェスタンと呼ばれる『ハチェット無頼』(原題:斧)で、マカロニ・ウェスタンの歴史に有終の美を飾ったのであります。 
ハチェット無頼

1964年から1977年までの13年間で、約550本以上の多種多様なマカロニ・ウェスタンが作られました。
ロケ地の多くはスペインの峡谷や砂漠。
スペイン製やドイツ製のウェスタンも便乗して少なからず作られました。

私にとってマカロニ・ウェスタンとは、グラインドハウスと表裏一体のアメリカ製西部劇のシチュエーションを借りた、模倣が上手いイタリア人による、何でもありのエクスプロイテーション・アクション映画であった…と同時にあの哀愁感とマカロニ音楽がたまらない、映画ジャンルを超えたライフスタイルみたいな存在であります。



サルタナ

ラウ・チェン
  • 2012.06.24(Sun)
  • マカロニ・ウェスタンとは何か?







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